定期健診、エックス線検査などの見直し(厚労省)

以下のとおり、1月25日に告示されました。4月1日から適用されます。
(1)一定の要件を満たす年少者について胸部エックス線検査と喀痰検査を行わないとしていた特例を廃止
(2)胸部エックス線検査と喀痰検査について、40歳未満で、次に該当しない者は、医師が必要でないと認める場合は省略可能
・20歳、25歳、30歳の者
・感染症法で結核に係る定期の健康診断の対象とされている学校、医療機関、社会福祉施設等の労働者
・じん肺法で3年に1回のじん肺健康診断の対象とされている労働者

改正雇用保険法の成立(参議院)

1月28日、参院で可決し、改正雇用保険法が成立しました。
主な内容は以下のとおりです。
(1)パートタイム従業員の加入基準を「週所定労働時間20時間以上、6カ月以上の雇用見込み」から「週所定労働時間20時間以上、31日以上雇用見込み」に。
(2)平成2 2年度の労使折半分の雇用保険料率を、8/1000から12/1000に引き上げる。
(3)事業主が雇用保険の手続きをしなかったため雇用保険に未加入となっていた者で、保険料の控除が省令に定める書類で確認できた者は、2年を超えて遡及加入させる。

参院ホームページ 提出法律案

協会けんぽ 来年度保険料率の見通し(協会けんぽ)

1月26日の発表によれば、全国平均で9.3%台(現在8.2%台)への引上げが見込まれます。また、40歳以上65歳未満の方の介護保険料率も全国平均で1.5%台(現在1.19%)となる見込
みです。

・月収28万円の場合
 月額約3,2 00円増(労使折半)、
 年額約4.2万円増(労使折半、見込ボーナス含む)。
・40歳以上6 5歳未満の場合の上記への加算額
 月額約870円増(労使折半)、
 年額約1.15万円増(労使折半、見込ボーナス含む)

新保険料率は、3月分(4月徴収分)から適用されます。

協会けんぽ 来年度保険料率の見通しに関するページ

アルバイトの賃金動向(㈱リクルート、㈱インテリジェンス)

㈱リクルートによれば、12月の首都圏の平均時給は1,006円で前月比12円増加。
前年同月比でも0.8%増と4箇月ぶりに上回りました。
前月比では、営業職系(+39円1,096円)、専門職系(+20円1,193円)、販売・サービス職系(+3円9 69円)で前月を上回りました。
また㈱インテリジェンスによれば、関東エリアの平均時給は1, 036円で前月比6円増。こちらの調査では、専門職系(1,344円)、事務系(1,079円)、サービ
ス系(1,030円)となりました。前年同月比では、専門職系が12 .4%と大幅に増加しています。

リクルートの調査結果ページ

インテリジェンスの調査結果ページ

2010年の中小企業の経営施策(産能大)

中小企業の経営トップ668人からのアンケート回答で、2010年度の新卒採用について、定期・不定期に新卒採用を行なっている企業(全体の4割ほど)のうち約3 4%が、採用者数が採用予定の人数を下回ったと回答しました。
大卒・高卒の内定率が前年比で大きく減少する中、一部の中小企業では人材不足感があるよう
です。

産能大ウェブサイト 2010年の中小企業の経営施策

労働者派遣法の改正について(労政審:答申)

12月28日に厚労大臣の諮問機関である労政審は労働者派遣法について答申しました。
答申の主な内容は以下のとおりで、法案に反映され、今国会に提出される見込みです。

1.専門26業種を除く登録型派遣の原則禁止
2.製造業への常用型派遣の原則禁止
3.違法を認識して受け入れた場合の直接雇用みなし制度の導入など


職業紹介の仕組みが充分に発展していない中、中小企業、特に製造業各社には重い負担が課されることになります。
3年以内の猶予期間が設定される見込みですが、今後は「派遣から請負契約へ」の切り替えが進むものと予測されています。
切り替えの際は様々な留意すべき点があります。
特に、「偽装請負」とされないための法令順守と、構内委託の場合の安全管理体制の確立は急務といえます。
詳細はご相談ください。

近況のご報告

月刊「企業実務」3月号に「派遣から請負への切り替え時の手順と留意事項」について寄稿しました。
論点が多く、編集の方のご指摘を参考に何度か書き直し、ようやくまとまった形になりました。皆様へのサポートに還元してまいりたいと思います。